福岡県飯塚市における太陽光発電所建設計画につきまして
弊社が福岡県飯塚市幸袋地区において計画する太陽光発電所の建設は2020年5月に完了いたしました。
また、同年10月に福岡県知事より林地開発行為完了通知書を受領いたしました。
工事の際にご協力を賜りました住民の方々および関連省庁には感謝を申し上げます。
今後も地元自治会の法人会員として地域の発展に尽くしてまいります。
一方で、当該地から近くの白旗山周辺では、多数の事業者が太陽光発電所の建設を計画しており、弊社事業との混同が相次いでおりますことから、事実の整理説明を趣旨として、本解説文面を設けさせて頂きます。。
1. 工事計画概要
発電事業者:合同会社ノーバル・ソーラー
発電所名称:飯塚太陽光発電所A-1~C-28 計108区画
所在地 :福岡県飯塚市幸袋字中良木747番6外
開発面積 :合計116012㎡
工事期間 :2019年4月着工 2020年5月竣工済
仕様(1区画) :AC 40kW DC 56.16kW
仕様(108区画合計):AC 4320kW DC 6065.28kW


2. 建設予定地の地歴
過去には、製鉄関連、石炭関連の企業などが当該地を保有しており、ボタ(石炭採掘の際に発生する捨石)を焼却した後に出る灰であるシャモットの処分場でありました。現在は合同会社ノーバル・テクノロジーが当該地を所有しております。
*航空写真でも1979年頃までシャモットの処分場であった頃の様子を確認することができます。



3. 開発に係る許認可等
本建設計画に関連する行政上の許認可と、弊社の対応状況は下記の通り
となっており、本計画は該当する全ての法令等に準拠しております。
・都市計画法 適用外
・自然公園法 区域外
・自然環境保全法 区域外
・埋蔵文化財保護法 該当なし
・農地法 区域外
・都市緑地法 緑地保全区域に該当せず
・浸水想定ハザードマップ 浸水想定区域外
・土砂災害ハザードマップ 県指定警戒区域外、県指定特別警戒区域外
・森林法 福岡県より林地開発許可書、開発行為完了確認通知書を受領
・自然環境保全条例 飯塚市の公式プロセス※を完了済
※[住民説明会 → 住民から意見書を受領 → 市へ見解書を提出]

4. 進捗状況
(1) 2018年3月9日
・本計画の前オーナーである悠悠ホーム㈱より土地を購入
(2)2018年3月中旬
・飯塚市および福岡県と交渉開始
(3)2018年6月2日
・第1回説明会開催
(森林法と自然環境保全条例に基づいた説明会を開催)
(4)2018年12月27日
・自然環境保全条例に基づく市民から市への意見書を受領
(5)2019年1月初旬
・上記意見書に対する見解書を弊社が市へ提出
(本時点で自然環境保全条例が定めるプロセスの完了)
(6)2019年1月30日
・森林法の林地開発許可を福岡県より取得
(7) 2019年3月25日
・第2回説明会開催
(一部住民の方からの要望に応じて弊社が独自に開催した説明会)
(8) 2019年3月下旬
・工事計画への問合せ専用フリーダイヤルを2ヶ月間設置
(過去2回の説明会に参加できなかった方々からの質問・要望に対応するため)
(9) 2019年4月25日
・飯塚市が現場にて埋蔵文化財の試掘調査を実施 → 結果、文化財は発見されず
・当該調査に伴い飯塚市からの要望を受け、樹木伐採を当初計画より先行して実施
・当該調査に伴う本調整池の施工遅れに対応し、現場に沈砂池を設置
(10) 2019年11月18日
・計画地内の調整池を含む防災施設の設置完了に伴い、福岡県の担当課が完成確認を実施(詳細は下記の通り)
・防災施設にクラックやズレ、不等沈下等は無く、完成が確認された
・以後は大型重機の搬入組立と造成工事に着手する旨を、福岡県と飯塚市へ通知
[完成確認実施の詳細]
日時 :2019年11月18日10:00~11:50
確認者:福岡県 農山漁村振興課
立会者:福岡県 飯塚農林事務所
飯塚市 農林振興課
土木管理課
環境整備課
事業者:合同会社ノーバル・ソーラー
株式会社ミラグリート
下川建設株式会社
内容 :出来型計測図面提出
現地出来型確認(各所計測:高さ、延長、勾配)
施工写真確認
検査等実施報告書確認
(11)2021年5月中旬
・土木造成工事と電気工事が完了
(12)2021年10月5日
・福岡県知事より林地開発行為完了確認通知書を受領


